木のリサイクル
『木』は環境に優しいの
何十年もかけて育てた自然の木は、成長過程で光合成をする際に、大気中のCO2を吸収して成長していきます。
その気を伐採し、加工してできた製品がチップやペレットです。
この製品を燃やして排出されたCO2は、また、自然の木が吸収してくれます。
この仕組みをカーボンニュートラルと言い、新たなCO2を生み出すことはなく、環境に優しいと言えるのです。
樹木の再利用
山から伐採した丸太を板材や柱材に加工する際に、樹皮や端の部分などが30%~40%ほど余ります。余った木のことを製材端材と呼びますが、そのまま捨てられることがあります。
そして現在、製材端材や公園や道路、河川工事に伴い排出される皆伐材・剪定材等は平成11年4月から改正廃棄物処理法により、一般産業廃棄物に位置付けられました。
そして、廃棄物の処理が社会的課題となったので、笑栄通商では、木廃材を再利用することで、廃棄物の排出量を削減し、焼却処理の際に発生するCO2削減など、環境に優しいリサイクルを構築しました。
この木廃材を伐採した環境や各製材所から、材料を集荷し、一次破砕し有価物として出荷できる商品を製造しています。一次破砕して商品とならなかった残りの材料を二次破砕、三次破砕し無駄なく、すべて使用できるように多種多様な商品を製造しております。
一方で、山から丸太を降ろして来る際に、曲がっていて建材にできない木や、間伐をしたものの、搬出に費用がかかって山から引き揚げてこられない未利用材が、そのまま山に残っていることがあります。これらは、腐敗してメタンガス発生の原因になっており、林地残材の放置を続けることによって、台風や大雨による土砂災害、および、二酸化炭素を吸収する働きがあります。